7月 庭木管理のポイント
7月は梅雨明け後の暑い時期で、庭木にとって厳しい季節です。適切な管理をしないと、病害虫被害や乾燥被害を受けやすくなります。
水やり
- 朝晩にたっぷり水を与えましょう。
- 地表面が乾いたら、根鉢全体が十分に濡れるまで水を与えます。
- 鉢植えの場合は、受け皿に水が溜まらないように注意しましょう。
剪定
- 伸びすぎた枝や葉を切り、風通しを良くしましょう。
- 病害虫に侵された枝葉も剪定して取り除きましょう。
- 剪定は、枝葉が柔らかい早朝か夕方に行うのがおすすめです。
肥料
- 7月は多くの庭木にとって成長期にあたるので、肥料を与えます。
- 速効性の肥料ではなく、緩効性の肥料を与えるのがおすすめです。
- 肥料の量は、樹種や生育状況に合わせて調整しましょう。
- *弊社の製品:緩効性肥料は、「庭木元気」です。ご参照ください。
病害虫対策
- アブラムシ、カイガラムシ、ハダニなど、多くの病害虫が発生しやすい時期です。
- 見つけ次第、薬剤や物理的な方法で駆除しましょう。
- 定期的に葉の裏側などを観察し、被害の拡大を防ぎましょう。
その他
- 雑草はこまめに抜きましょう。
- 地面が乾燥ひどい場合は、マルチングをして水蒸発を防ぎましょう。
- 台風の接近が予想される場合は、倒れないように支柱を立てましょう。
樹種別管理
- バラ:花が終わったら剪定と追肥を行います。うどんこ病やハダニなどの病害虫にも注意が必要です。
- アジサイ:剪定は花後に行います。真夏の強い日差しを避け、半日陰で管理しましょう。
- サツキ:剪定は花後すぐに行います。肥料は控えめに与えましょう。
- ウツギ:剪定は花後に行います。乾燥に強いので、水やりは控えめにしましょう。
地域による違い
- 上記は一般的な管理方法ですが、地域によって気候が異なるため、適宜調整する必要があります。
- 詳しくは、お住まいの地域の園芸店や農業普及センターなどに相談することをおすすめします。
7月は庭木にとって厳しい季節ですが、適切な管理をすれば、夏を乗り越え、秋には美しい花や実を楽しむことができます。