会社設立、製品開発までの経緯(2)

弊社代表は、近くの山々、高速道路沿いの木々四国、四国八十八か所の寺院などの木々、ゴルフ場、松林など、

昔と今とでは違う木々の元気さ、美しさに不安を覚えていました。

かつて読んだ本にあった、大気汚染から酸性雨が降り、その成分が土壌を変化させ樹木に影響を与えているのでは。

自然環境がめまぐるしく変わる中で、木々を守り育てるにはどうしたらいいか。

新しいアプローチから木々の管理、育成方法を考えたい、浜口氏の技術を広めたい、次世代に続く美しい環境づくりのお役にたちたいと、平成17年11月に、(株)樹木新理論を立ち上げました。

平成18年

ベンチャースタートアップ支援事業に採用(かがわ産業支援財団)

増えつづける樹木の異変のこと、異変に対する確立されていない対処法について、何が昔と違うのかなどの課題対応のために、かがわ産業支援財団のご支援のもと、日本各地、実験用地の樹木内の微量要素ミネラルの定量分析の実施を始めました。

この分析結果をまとめ、平成20年、日本緑化工学会誌に技術報告。

「モリブデン埋設したクロマツ針葉中の必須元素濃度の変化」

(Vol.33.No.4)

この結果、大気汚染、酸性雨などの影響により樹木内でモリブデン欠乏症が起きており、樹木内のミネラルのバランスガ崩れ、健康状態に大きく影響がでていることがわかりました。

樹木のエネルギーをつくる窒素代謝のために必要な元素モリブデン。土壌中には必要量以上に存在しているのにも関わらず、酸性雨などの影響で、樹木内でモリブデン欠乏がおこっていることを分析。

その対策の一つとして、モリブデン欠乏を改善し、樹勢の回復をめざす製品を開発しました。

弊社の基本であり、スタート製品でもある「K568」です。

樹幹埋設法のため、土壌汚染をおこさず、施工も簡単・安全・短時間施工。施工部分は接ぎ木をしたように治癒する画期的製品です。(特許取得)

K568P モリブデン樹幹埋設

インパクトドライバに適正サイズのビットを取り付け幹に穴をあける

幹に穴をあけた後、K568P/庭木活力を埋設する

幹に穴をあけた後、K568P/庭木活力を埋設する

K568Pを埋設した状態

K568P を幹に埋設した後、2~3年後。接ぎ木のように表皮となじみます

K568P を幹に埋設した後、2~3年後。接ぎ木のように表皮となじみます

埋設した部分。木の内部でも形成層と同化しているのがわかります。黒い部分は、成分の炭の影響で問題はありません。

 

この製品は、国土交通省NETISにも登録

<技術リスト NO.638 樹木新理論>

公共工事においてもご使用いただいております。

その後

K568を補強するミネラル製品の開発も実施。

平成21年、平成22年

・地域資源活用事業計画認定(経済産業省)

(国際ガーデンEXPO  GARDEX 2009,2010出展)

・ものづくり中小企業製品開発等支援補助金(実証支援事業)交付事業

などの認定をいただき、造園業者様製品「K568シリーズ」からご家庭向け製品「TSUCHITOCOシリーズ」まで取りそろえ、今日に至っております。

代表より

「樹木が弱る前に、異変が起きる前に、現代の自然環境に合わせて、樹木の体力をアップさせる予防的発想です。葉がいきいきとしたミネラルバランス=木が元気。歯科医療にも通じると思います。口は健康の入り口ですから、メンテナンスや予防が大事。人も木も必要なことは同じです」

人と木の共存共生、ヒトトキの安らぎの空間づくりをめざしています。

*詳細は、各製品ページなどをご覧ください。

*illustrated by Denny Horimizu

http://www.kawaii-art.jp/SHOP/178514/180238/list.html

https://www.facebook.com/dennyhorimizu